楽しいと思えるかどうかが判断基準になり
作りたいものを作りたいだけ作る
やりたいことをやりたいだけやる
どうもそれしか出来ないようでして
様々不自由もありますが、自信をもって物作りに日々勤しむには自分には必要な事です
作業と作業の合間などに思い出したかのように日頃履き倒しているブーツの手入れをすることがあります
このブーツとは10代からの付き合いで永い時間を共にしました
「一生モノ」
タフなレザーギアにこの称号が付けられますが、それは放置していても一生使えるということではありません
むしろ細かく面倒を見る必要があるのだと思います
古いものこそ手を加えてコンディションを保つ手間と愛情が必要です
それで初めて一生付き合えるかどうかというステージの入り口に立てることだと考えます
古いバイクをノーメンテで乗り続けないのと同じことですね
ましてやこういう心意気がなければ愛情もプライスレスな物の価値もその上に乗せることは出来ません
職業柄なのか何なのかは定かではありませんが、服装よりも服飾小物に目が行きがちです
それはベルトに限らず(そもそもベルトは常には見えませんが)
ハットや靴・バッグ・キーホルダーから時計など無意識に目で追いかけていることがあります
ハットのかぶり方一つでも「どんな音楽に興味があるのだろう?」と連想させる事も
シフトレバーでへこんだブーツの汚れ具合に思わずバイクの話を振ったこともあります
その人その人のライフスタイルやこだわりが物を通してその人から表れ、興味がわくとでも言うのでしょうか
自身が手掛けている物もその人のバックボーンがにじみ出る一つのツールでありたいですね
何度も口に出しますが、小物はあくまで引き立て役です
ただ引き立てた先にその人となりを知る面白さも同時に内包していると勝手に信じています