月別アーカイブ: 2018年5月

人の気持ちを揺さぶるようなつぶてのような波紋のようなそれこそ音楽のような

それは確かに良く思われればうれしいですが
どうにも思われないような物を作るよりかは雑でも粗暴でも嫌悪でもいいから人の感情が揺らぐものを作りたいなと

物を通して人を見るとか人が出るとか正直わかったふりしているだけで実はよくわかりません

物は物です 生み出した「物」です

でもしかし、そこに汲み取ってくれたらうれしいと思うことを詰め込みから作る事も物自体にも祝福があるのだと思います

人によっては毒
人によっては良い意味の「何か」

その矢面でいなければ作る意味は無いように思います

OIL CORT

一塗り目はレザーがどのくらいオイルを吸うかを見極めるために薄く塗ります
その際、革の文様が浮かび上がるのですが、それが妙にきれいだなと。。

THUGLIMINAL OIL

WEBSHOPが開いたタイミングで販売開始します
もう少々お待ちください

使い方などその時に書こうとは思っていますが、メンテナンスの正解は皆それぞれゴールが違いますのであくまで一般的な情報を乗せようと思います
また調合のレシピに関して時々お問い合わせいただきますが「秘伝のタレ」のようなものですのでご自分で試行錯誤ください

聞く正解とたどり着いた正解は学び獲れるものが大きく違います
どうぞ楽しみながら迷って下さい

偉そうにすいません

洒落る

ゆっくり入れたお茶だとか
吟味して選んだ湯飲みや茶托

どれでも良かったなんて選択肢ではなく、これが良かったに到達するまでに費やした時間と手間が見える物事

きっとそういうことが好きなんだと思います
それが服や小物に気が届けば、それが洒落るというのでしょうね

最初のベルト (DICE)

どこで革が手に入るのかも
どこで道具を買えばよいかも
いやそれ以前にどう作ればよいのかすら知りませんでした

知識を得たくてもそれはうなぎ屋に秘伝のタレのレシピを聞きに行くような話
野暮や無粋の類です

独学だと気取って聞こえるかもしれませんが、単にそれしか方法がありませんでした
そこで生まれる無数の失敗も今は必要な失敗だったと強く思います

写真は作った最初のベルトです
今とは何もかもが違いますが、ここから何も変わらない変わってはいけないものも多くあるように思えてなりません

大切だから大事にする 大事だから大切にする

「大事」「大切」 そう思うならば手をかけてあげなけりゃ
そう教えてくれたのは亡き祖父でした

若い時はこの重要性をくみ取りきれませんでしたが、今は良くわかります

手入れがあってこその「丈夫」
汚れや単純なヤレはよく言うアジにはなりません

手入れされて使い込んで初めて醸し出すものこそ真のアジだと思います
ブーツもベルトもバイクも自転車ももれなくそうです

小さいころ見ていた祖父の自転車は使い込んだ傷やすれはあるものの言葉にはうまくできない風格がありました
ペコペコと古い油さしで手入れをしている祖父の姿とセットで思い出しましたね

残革

ベルトとして切り出し、小物を取れる場所で取ってもまだ残革が残ります
最適だと思う場所でベルト革を裁断し、その次に小物の部分を取ります

残革にも適材適所が必ずあります
ベルトに適した裁断や見極めが出来たように、残革にも出来るはずです

一つの側面から見れば不必要な物でも、切り口を変えればそれは適した材料になりうる
そういう革をいろいろな場所でたくさん目にしてきました

見出せるまで大切に保管します

do it

新しく事を始めようと思ったり
考えてはいるものの実行に移せず日々が過ぎていったり
思いつきはしたものの、ただそこで留まって日々記憶から薄れゆく物事だとか
そういう経験は少なくないと思います

自分の友人に思い立ったことをすぐ行動に移してしまう人がいます
これと思ったことがもう行動に移っています
ダメだった時もちゃんと動いてダメだったと結論が出るのでそんなに後悔はないようです
それが良いことにつながる場合だけでは決してありませんが・・・本人はあまり動じていません

本人を前にはよう言いませんが

あなたのDIY 

俺は好きですよ

自分が思いつきで言ったステッカー
すぐに形にしてポストに投函するというプレゼント方法

愛すべきお方だなぁと

仕事

以前にも書いたことかもしれませんが

昔、農民が日々田畑で作物を育てるためにする作業を生業(なりわい)といい
新しく田畑を広げるために開墾したり、水路などをより効率的に改良したり、新しい道具をこしらえることを「仕事」といったそうです

そういう意味で日々どうしても生業に追われるばかりで、仕事がなかなか出来ないことが多いです

良い仕事が出来るよう意識してみようと思いました