(all photo by geruga)
GERUGAのレザーベルトです
ゲルガ独自の発色を持続させるため、顔料染め(実際には染めてはいないのですが)を施したベルトです
THUGLIMINALで使用する革は元の厚さが7mmほどある極厚のヌメ革です
そしてオイルの含有も通常より多い革です さらに傷やシワもあります そのため本来顔料との相性はよくありません
顔料自体にも粘度と発色性のバランスがありまして、それが革によっても変わるものですから一つの「最適」を見つけ出すのは容易ではありません
同じ種類の革でも個体によって個性があり、それに合わせた顔料もまた何回もテストしたうえでのその一つの革専用の顔料
言葉にすると簡単ですが、自分の細かな指示に技術と仕事で答えてくださった染革の方々の気持ちと熱量が無ければ成しえない仕事だったと思います
手元に来た革を製品に加工する自分の仕事の前に、きちんとこだわって仕事をしている場所を経由したレザーを触るのは身の引き締まる思いがします
革に込めた多くを話せば長くなりますが、つまるところ単純にデニムに合うその発色に「かっこいい」と思えればそれが一番だとも思います