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無駄なものに囲まれる幸せ

価値を見出すのは人それぞれ
単純に好きなものに囲まれるのは楽しいです

服はこれが良いとか、食器はこれが好きとか、家具はこれだとか

自分で見出した価値にこだわりがあったり、変に理屈ぽかったりとそういう人の話を聞くのも好きです

アマストコナク

革は元は生き物
命あったものから頂いたもの

余すとこ無く使いたいものです

しかし商品である以上品質関わることろは商品にはできません
そういう部分は染めのテストやスタッズパターンの試作などに用います

キーホルダーはそういう意義を埋めるためにも優秀なアイテムだと思います

荒らすか慣らすか

ヤスリがけは非常に重要な作業の一つです
ただヤスリをかけることで表面の繊維の結合はボロボロと壊れていきます
ヤスリがけをしないという考えも間違いではありません

ただ別の目線でとらえれば、繊維の結合を荒らしたところに根元から次の工程であるコバ剤(断面を仕上げるときに使う調合した薬剤)を染み込ませて根元から綺麗に撫で付けれるという利点も存在すると思っています

整髪料を表面だけにつけるよりも根元からつけたほうが撫で付けるのには好都合だということと同意です

他にも様々な理屈はありますが、何事も加減が大切です
かけすぎない良い塩梅を見極められるかが次の工程の良し悪しを決めます

オイル入れ

レザーに加油する場合、通常は表面からオイルを入れますが、裏面から入れます
表面ギリギリまでロウが入り込んでいるために奥まで浸透していきません
温めたオイルとロウを混合したものをスポンジブラシで数回に分けて塗っていきます
ひろげたティッシュの端に水滴を落とすと自然と濡れた部分が広がっていくように、オイルもレザーの中で油分量の足らないところに移動していきます
入れる量もオイルの暑さもレザーによっても見極めながら適量を考えることが大切です

すべては鞭のようにしなるベルトにするため
大切な作業の一つです

2017

今年もあと少し
たくさんの方々にお世話になりました

そしていろいろな方とまた出会えたことに感謝いたします

お世話になりました

来年は20年目を迎えます
おもうこと かんがえたこと
少しずつ形にしていけるよう動いていけたらなと

良いお年を

最初の道具

もう何年も前
100円ショップで買ったペンチ

削って整えて、何度も直し使いました

今でも目に見えるところに置いています

修繕を通し想うこと

10年以上の前に作ったものをメンテナンスしました
その時の技術で作ったものをまじまじと見るのは少々小恥ずかしい気持ちにもなるのです

このようにヌメ(ナチュラル)のレザーが経年すると、そうならないと表れない独自の革の風合いが表れます
本来はオイルを表面から入れますが、この場合色が濃くなりすぎて風合いが保てません
今回は温めてサラサラにしたオイルを数回に分けて少しずつ裏から塗りました

大事にされているのを見れば、また一生懸命造ろうと思えます

作り手売り手

作り手はあくまで「作り手」
それでも物を売って商売する以上「売り手」の感覚も重要です

どっちを前に出すか 

人それぞれですが自分はあくまで「作り手」 それがしたいがための仕事だと思っています

売り手感覚至上が当たり前に浸透していく昨今、物作りの在り方が問われているような気がしています