
欠品していたロゴチャームを製作しました
MDF(木くずを樹脂で固めた合板)にレーザー加工と色入れ加工を施したものになります
フィニッシュに色止め保護剤を塗布し、一応の防水処理をしました
軽く丈夫な素材なのでキーホルダーやバイクにぶら下げて使ってください

欠品していたロゴチャームを製作しました
MDF(木くずを樹脂で固めた合板)にレーザー加工と色入れ加工を施したものになります
フィニッシュに色止め保護剤を塗布し、一応の防水処理をしました
軽く丈夫な素材なのでキーホルダーやバイクにぶら下げて使ってください

もうボロボロだがリペアしながら履いているLevi’s 501 66後期
これ以前のビンテージデニムは価値こそ高いが、縦落ちの色落ちがあまりにも古着感が強すぎて、個人的には苦手 今に通ずるこの色の落ち方が今の服に合う気がしている
ボロボロだけど、あまり理解はされないんだろうけど、これを着ると少し気分が上がる そういうものってあるよね
よりハードにしたくて最近はstanceを巻いて使ってる



友人からマーチンの10ホールをもらった
個人的には10ホールが一番シルエットが綺麗だと思う 吐き口にパイピング処理がなくて切りっぱなしなのも無骨で良い
10年以上の長期保存のため、革がガチガチに乾燥していて、そのまま履けば革が切れてしまう
普段ならば表面にブラッシング、クリーナーで簡単に終わらせるが、今回は保湿がメインなのでオイルアップすることにした
マーチンの革は正直粗悪だ 安価で売るワークブーツなので仕方ない
革の表情が分からないほどの屈強な顔料仕上げの革が普通のブーツメンテの工程をことごとく否定してくる
ミンクオイルなんて履き込んだしわの部分以外全く吸わない プラスチックに塗っている気分だ
なのでうちのオイルを少し温めて裏面(床面)からウレタンスポンジで塗布することにした
革にオイルを入れると革の中でオイルが動く ひろけたティッシュの端に水滴を落としたら水分が広がっていくような感じ
すこし物足りないくらいを塗って、後は放置すれば乾いた部分にオイルが回る
数日放置してまた様子を見ようと思う

それと欲しかったブラックスエードのエンジニアを手に入れた
スムースレザーより表情が優しい


バイクに乗るとすぐに左足に跡が残る しょうがないけどね

大切にしてもらいたいのならば、まずは大切に作らないと
手作りってのはそれを純粋に遂行できる
JALのキャンペーンで「どこかにマイル」というものがありまして、日本のどこかに格安マイルで行けるという内容なのですが、どこに行けるかはガチャ運しだい
それが福岡でした いつも旅は自然の多い、ネイチャー度数が高いところを選びがちな自分にとって福岡は大都会
しかし食べ物はうまいし、程よくいけばちゃんと自然豊かな場所もあり、日本どこでもきちんと良さが見つけられるもんだなぁと思いました
市内でたらふく食いだおれ、郊外の自然を楽しむ
リラックスできました








手染めのブラウンのJOLT BELT
落ち着いた雰囲気です

この財布が東京の下町の腕の確かな職人さんがひとつひとつ丁寧に作っていると以前説明しましたが、その中で際立つ一つの技術を紹介します
コインポケットの部分に曲線の革の折り返し処理の部分があるのですが、ここに「菊寄せ」といわれる細かなギャザー仕立てがあります
ギャザーが菊の花びらを連想させることからそう呼ばれ、ひとつひとつのヒダは千枚通しのような道具で入れられます 非常に手間のかかる仕立てで、昔の職人はこの処理の美しさで技量を競ったと言われています
こういった部分をまじまじと見入っていると、自分にはない素晴らしい技術でこの財布が出来ているのだなと改めて思います
手縫いだけで仕上げたものはハンドメイド ミシンを使えばマシンメイド・・?
いや、きちんと熟練の職人のハンドメイドの技が細かな部分に見ることが出来ます

見た目はコンパクトなラウンドジップ型のウォレットです
表面はTHUGLIMINALのベルトに使用するベルギー原皮のタンニン鞣しのサドルレザーに加脂したものを用いています
ここからエイジングが楽しみなブラウンとブラックの2種を用意しました

ファスナーはブラウンレザーがゴールドでブラックレザーがシルバーカラーです
ファスナーテープは摩擦などの耐久性に富んだ混紡のテープ 引手はITTIオリジナルを使用しています 掴みやすくスライドさせやすいです


中を開けると合計11枚入るカードスロットと2つのフリーポケットがあります
左下にTHUGLIMINALとITTIの刻印


カードスロットはコンパクトに仕上げるため厚さを薄くする必要があり、タンニン鞣しの革は極度に薄くすると強度に不安があります
そこでカードの革と裏地の間に「カーボンフィルム」を挟み込み強度を出しています
これによりレザーの質感と機能面での強度が両立できました


この財布の特徴でもある構造がこの札入れの仕様です
左右のカードスロットが持ち上がり、コンパクトな財布でありながら札を折らずに収納することが出来ます

上記の写真のように一万円札とその他の札を区別して収納することも可能です


コインポケットはボックス型に開く明け口の広い構造で、コインを取り出すのが容易です
小さめの財布というのは小銭が取り出しにくい欠点がありましたが、この構造でクリアしています


コインポケットの下には2か所のフリーポケットがあります

サイズは H9.0cm × W14.5cm × D2.4cm
男性が持ってもちょうど違和感のないサイズだと思っています
元からあるTHUGLIMINAL WALLETはオールハンドメイド
今回の財布はマシンメイドではありますが、ハンドメイドでは難しい薄さと機能性を両立させたモデルです
作っている職人さんは東京下町の職人さん 日本の物つくりの根幹を支えている大事な方々です その仕事の細かさと美しさをぜひ手に取ってみていただきたいアイテムです
長文になってしまいましたが、それだけ自身、興奮できるアイテムです
7/19 土曜日からWEBSHOPにて限定数販売開始いたします

WEBSHOPのほうにオリジナルオイルを少量ですが、UPしました
使用方法などはWEBSHOPをご覧ください
タンナーと言われるレザーを製作するところで、水で洗われて、乾燥をさせた革に塗り込んでいくピュアレザーオイルです
タンニン鞣しの革が乾燥後、ガチガチに固まっている状態で複数人で一気にオイルアップしていきます
乾燥しきった革に浸透力の高いオイルが浸透していく様子は、砂漠に水を吸わせているような感覚で、その仕事を見学していた時のことを思い出します
このオイルはまさにそれですので、塗り込みすぎには十分注意してください
聞かれたときに答える例えなのですが、人でいうところの化粧水の役割がこのオイルです
まずは人ならば洗顔 革ならばクリーナーです
そのあとにこの化粧水たるこのオイル
そして必要とあらばペースト状のオイル(ミンクオイルなど)これが人でいう乳液だと考えています
この工程を流れですぐに行うのではなく、各工程革を休ませながら時間をかけて行うのがコツだと思っています

東京下町の職人の物作りを巧みに指揮し、優れたプロダクトアイデアで「今」を表現するブランド ITTI(イッチ)
デザイナーの青木と出会ってもう20年以上たつ
彼がITTIを始める前のブランドの時に会社内の合同で行われていた展示会から、晴れて単独開催の展示会が開けるようになった時だった
そんな晴れ舞台を彼は一緒にやらないかと誘ってくれた
その時のことを今でも感謝と共によく覚えている
業界の右も左も、ましてや卸しなんて経験もないし、さらに多くの人に見てもらうなんて事すら初めて、、初めてづくしでひどく困惑していたと思う それでもやってみると言った 単に楽しそうだと感じた
世間の見方とは違うかもしれないが、自分にとって彼の物つくりは「自由」だ
カバンや財布といった制限やセオリーが多くあるプロダクトの基礎を踏まえながらも作り上げるものは思うがままに筆を動かした自由さがある
美しいが壊しているし、守っていながら遊んでいる
そんな繊細な物つくりと荒々しい鋲ベルトの共演はカオスだったかもしれないが良い思い出だ
そこで出会った人たちにこれまた支えられて今の自分がある
今回作り上げたのはラウンドジップ型のミディアムサイズの財布
初めて見た時、正直感動した 今や天上のブランドなのにまだ壊してるのかと、今もなんて美しいんだって衝撃だった
だからダメもとで頼んでみた 25周年だというくだらない大義名分を持ちながら、この財布とTHUGLIMINALを融合したいって
優しい彼のおかげでこれが実現した
機能的だけど見たことない やはり美しいけど壊してる それにうちの無骨さがはいりこんだプロダクトが出来ました これもまた一つの自由さなんだと思う
ただいま撮影の真っ最中 細かな機能性がちりばめられていて正直撮影が難航している 伝わり切れるのか不安もある
綺麗には撮れないかもしれないけど、一生懸命伝えてみよう