つながる先に見えるもの

IMG_1241

IMG_1240

IMG_1242

Exif_JPEG_PICTURE

自分がこの仕事をしていて良かったことは
物を通して人とつながれることです

出会うきっかけを物が時に与えてくれます

作る物は商品で、売ってお金にするのだから仕事なのですが
どうもそれだけで割り切れないのもまた自分でして

見て話して笑って語って思い、考え、また話す 笑う
食って飲んで「そういや何の話だっけ?」となってまた話す

願わくばその上に仕事を置きたいと思っています

JSA

IMG_1190

金沢のjetstreamATTACKに遊びに行かせていただきました
「遊び」と言うのはこういう場合建前であり、本来仕事してて然るべきですが、文字通り遊び尽くす始末でして・・楽しかったです。。

初めて訪れた場所に温かく迎えてくださる方々がいて、そこにある輪の中で嬉しい気持ちや優しい気持ち、そして笑顔で居れたことに感謝いたします

大袈裟な言い方になりますが、物を作る時間は生きる時間を削りこしらえる事です そして作り出した物は自分の分身です
それを介し人と接する時かっこいいも悪いも全て等身大の本当を見せる以外無いようにも思います

脚色しても大きく見せても飾り立てても、きっと人には判ってしまう
ただまあ時に恥ずかしく、まだまだ未熟な自己をさらすのに抵抗がないわけではありませんがそれもまた自分ですね

良縁が永く続きますよう――――

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

RUN

1043-2

まだまだ寒いですが、春を少しだけ感じることが出来ました

CHAIN

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

CHAIN
平置きにすると✕字の羅列に見えますが、着用すると鋲と鋲の隙間のひし形の空間が丸に見え、鎖のような連続した模様になるように考慮しました
鋲の配列でデザインを描くのではなく、空間と鋲の隙間がデザインを引き立てるようなイメージで仕上げました

全てのベルトにも言えることですが、着用し、服の裾からのぞいて見えた時にこそ狙った表現の本質が出るように作っています

サンブルはブラウンカラーのベルトですが、このデザインは違う色だとまた見え方が変わるような気がします

Exif_JPEG_PICTURE

DROPS

昨年の NEUTRAL × THUGLIMINAL joint exhibition にて新型を何本か作りました
今回から数回にわたり詳細を書き込みながらアップしていこうと思います

DROPS
円錐状の鋲だけで構成したモデルを久しぶりに作りたくなり作成しました
鋲の間隔を調整し、弓なりにレザーが曲がっていくのに負担にならないデザインにしてあります

サンプルは赤なので派手に見えるかもしれませんが、複雑ではない単調な配列は目に心地よくシンプルな作りです
使い込んで時が経っても飽きのこない愛用品になってくれれば幸いです

鋲を敷き詰めた重厚なイメージではなく、多少大胆にも見える鋲を打たない「隙間」を入れることによって革が引き立ち、動きを持たせています

あくまで個人的見解ですが、良いデザインとは高等な技術や複雑なパターンを見せつけることではありません
良いデザインは一言ではうまく伝えられませんが、「バランス」なのだと思います

仕立てや技術はその裏側でデザインを支える屋台骨でしかありません
まあ、だからこそ大切なんですが ――――――――――

積み重ねて覚える

Exif_JPEG_PICTURE

仕事は至極単純で小さな作業の積み重ね
それを幾度も繰り返し、塵が積もってできた山のごとく、納得いくまで向き合う事です

繰り返し繰り返し同じ作業を続けることは自分の弱い部分や驕りなども恥ずかしいほど露呈します
それと向き合い、検めて、また繰り返す工程の場に戻ります

好きが高じて仕事となった事は幸せに思いますが、それだけでは測れないもう一つの高みに上るための業が今目の前にあるのだと思います

メールでのお問い合わせについて

メールでのお問い合わせいただきありがとうございます
時間を作ってご返信させて頂いておりますが、当方のメールが届かないというお問い合わせを頂きました

大変お手数ですが、そちらのメールフォルダの迷惑メールなどが入るフォルダに自動的に分類させている場合がございますのでご確認ください

またお問い合わせの内容の中によろしければ別のメールアドレスや電話番号などの違う連絡手段をご記入いただくと確実だと思います

また返信に多少時間がかかる場合もございますので少々気長にお待ちくだされば幸いです
よろしくお願い致します

価格改定のお知らせ

IMG_0969

少しアナウンスが遅れましたが、今年に入り価格の改定を行いました
昨今のレザーの価格高騰の影響は大きく若干の値上げをせざるを得ませんでした

さらに言えば、極厚のタンニンなめしで繊維の目の細かいベルト用のレザー自体流通量が激減しており、今までのクオリティーを保つことも厳しいのが実情です 「絶滅危惧種」と言われる所以です

価格を下げて革の質を落とし、クオリティを落とすことが選択肢にないため、大変心苦しいですがどうぞご理解いただければと思います

2016

IMG_0950

昨年は新しい試みと湧き出てくる疑問や思考と対峙する1年だったと思います
きっと今年も同じく多くを考え、それと向き合うことになることでしょう

乗り越えた先、より良いものが作れるのならば努力を惜しまず、心を腐らず歩んでいけたらいいなと思っております

今年もどうぞよろしくお願い致します