考えるという事

物作りには答えがありません
作成順序から素材の選定、仕立ての方法ですら本当の正解はありません
ましてや正しいと思うことですら万人に対し正解だという事もありません

それは、もしかすれば一生答えのない問いかけなのかもしれませんが、自分は時に深く考えます
時に立ち止り、頭を抱えることになろうとも考え無しよりは良いことなのだと思っています

頭で思考しきれぬ時は紙に書き、書き留めることすらままならない時には基本に立ち返り一から見直します

考える上での大前提は「より良くなるために考えている」ということを忘れぬことです
深く思考すればするほどにネガティヴな負の方向に持っていかれがちですが、この大前提のもと未熟でも一度その時の「答え」を見出します

その答えがたとえ間違っていようとも、また新たに考えればいいことですし、少しは前に進んだところで新たに問題と対峙できます

新しい試みや新たな動きが多い最近は考えなければいけないことだらけですが、その悩みの種が多ければ多いほどに、その種から多くのことが生まれてくれることを信じています

全てはより良い物作りのために