自分が10代20代の時代はミクスチャーの黎明期だった
過去在ったものを若い感性で混ぜ込んで「何でもあり」を「あり」にしてきた
無論、こんな突然変異の異物を認められない感情を持っている人たちはたくさんいたと思うし、新しいものはいつも否定の矛先になる 多分ずっとそうだろう
いつの時代も自分の立てたアンテナは、なかなか新しい周波数を受信してはくれない
そんな自分も年を重ね、10代20代のカルチャーを繰り返した歴史にきちんとなぞり理解が出来ていない 否定はしたくないが共感できない
もう60歳を軽く超えている往年のアーティストの新譜ジャケットを眺めながら思う
正当な退化だ 昔からあるあるの現象なんだろう
退化と向き合い、どう見せるか
物を作る仕事の自分にとってこの事案と向き合って肘突き合わせて対峙しないとだなと思う