そんな崇高なもんじゃない

自身の革細工というか、レザークラフト全般に言えることだと思いますが、巧みな職人の技術などありません

大事なことは丁寧に作ること

納得がいくまで一つの工程に向き合って次の「手順」に進めば良いだけです

 

ただその「手順」は革を触るものにとって人それぞれの順序も正解も違うもの

これを作り上げ事には多くの時間がかかるものです

 

ときに簡単にこの手順を教えてほしいと言われますが、うなぎ屋に秘伝のたれのレシピを聞くようなことです

教えないとは言いませんが、聞く覚悟をもって聞いていただきたい

皆聞けば容易い事に、幾度の失敗と修正の時間を費やしているのだと思います