COLOR 白い紙に色を出すのではなく、薄茶色の革に色を出すのは思い通りにいかないことがよくあります さらに革は染料を吸うのでトーンの調整は難解です 染料をよく吸う部分もあれば、吸わない部分もあるわけで何度も色を見ながら乾燥させて調整します 革の個体差 繊維の眼の細かさの違い 染料別の浸透度の違い さらには湿度など・・ 本当に「染革」とはこれだけで一生勉強できる仕事のジャンルだと思います 悪魔的難解さゆえ 思い通りに行った時はそれは嬉しいものです