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企画開始

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新しいデザインを生み出すスピードは遅いのですが、今新型を企画しています
11月中ごろにはアナウンスできるよう努力しています

レザーであって、ベルトであって、スタッズワーク
そして鋲ベルトであること

限られた画材と限られたキャンパス 画法まで決められた中でどれだけ自由に動くか
無駄が削られエキスが抽出出来るような思考で臨んでいたいです

産みの苦しみは必然ならば、産んだ後の喜びもまた必然だと思いたいです

土台の上に置く

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革の仕立てはベルトや財布の基礎です
ここがしっかりしていなければ、見た目は良いけど味の悪い料理と同じです

しかしまた土台は出来たとしてその上に何を置くかはまた生み出すのに苦労するものでして・・

こういう時いつも最後に思う事

何を作れば楽しいか?

残念ながらいつも着地は一人称 顛末は自己満足

あいもかわらずです

価値の意味

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大量生産 大量消費
右ならえや同調を保つためのファッション
作り出される売れることを優先したメカニズム

そろそろ気づき始めて動いている人たちがいます

物の価値と言うかそもそもの物の価値観
それが変わろうとしています

豊かさを置く場所 幸福を感じ取れるアンテナ

どうにも抽象的な言い回しにならざるを得ませんが、その足音は近くまで来ているとそう思うのです

SUNNY DAY CAMP

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仲間とキャンプに出掛けまして――――――――
雲ひとつなく 良い意味での季節はずれの気候で、木陰を探し涼を取るような晴天でした

アウトドア自体久しぶりなのもありまして、すごく新鮮でした
皆それぞれのスペシャリストがバイクやら服やらの共通言語のもと集うのは楽しいです

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単調の反復

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風の温度はバイクに乗ればもうサーマルとネルシャツでは少し寒いくらいですね

仕事は日々のオーダーを淡々とこなしながらもコツコツ作業しています
これから来るであろう量産の下こしらえを整えつつ、気持ちのギアをゆっくり上げていこうとしています

これから作るものが10個だろうと100個だろうと、人に渡ればそれは「1」

「唯一」です ぬかりがあってはいけないものです

正直に書きますが、その「1」に今の100%を注ぎ続けるのは口で言うほど簡単な事ではありません
今まで何度となく挫かれ、反省し改めてもまた同じ穴にはまりそうになったりと・・

単調の反復には心の弱さや悪い慣れなど本当に見たくないほど真正面に弱い自分と対峙します

今回の相手も強敵です 
経験と月日を重ね自信をつけて強敵も倒せると思いきや、不思議と自分も強くなれば相手もまた強力になるものなんです

どれだけのもんなのか真っ向勝負です

こだわる意味の置き場所

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ハンドメイドは凄くも偉くもありません
一人でコツコツやっていることは評価に値しません
北欧の革しか使わないとこだわるつもりはありません

よくこのことで評価していただけるのは素直にありがたいと思うのですが、物作りでこだわって良い所は単純に「商品の質」なのだと思います

機械のほうが綺麗に上がるなら迷わず機械を使います
技術が敵わないと思えば、頭を下げて聞きますし、仕事をお願いします
どこの国の革だろうと今以上に品質があがるならば変更します

人に渡りそこでの満足や納得こそが唯一こだわっている場所です

プライドは過程には無く、結果にこそあるはずです

生かすも殺すも..

一つのベルトを作るとします
セミオーダーが可能なので好みによってカスタムが出来ます

やりたい表現のあれこれを注ぎ込んでくれるのは十分理解するところではありますが、あれもこれもと1本のベルトに詰め込み過ぎるのはあまり良いことではありません

そぎ落としたデザインですので、味付けすぎると良さが失われてしまうように思います
出来れば別のベルトでまた新しい味付けをしていただけると幸いです

基本を良く見ていただき、カスタムするならば、そこにひと味加えていただく
その良い加減を見つけていただけると嬉しいです