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発色

今、GERUGAのレザーベルトを制作中です
特筆すべき点は「色」です

言うなればブルー・オレンジ。イエローなのですが、どれも皆が思う芯をくった色味ではなくどこか絶妙にずれたカラーリングになっています
いつまでも気に入った色味が続くよう、顔料染めの仕様になっています

表現の先端

JUVENILE HALL ROLLCALL

「今」を切り取り表現する 
その「今」ですら定義の解釈も曖昧で、それも込みで大胆に切り取る

それが自分のFASHIONに対する考えのひとつです
好きな服やモノを青天井で突き詰めていくスタンスで服と向き合っている者にとって、その捕えがたき圧倒的自由さの中でこそ活きるFASHIONの表現は羨ましくもあり眩しくもあります

縁あってJUVENILE HALL ROLLCALLのベルトを担当しました
土臭く質実に努める自分をどう昇華させてくれるのかと楽しんで仕事できました
ありがとうございます

滋養

久しぶりに風邪をひきました
悪化する前になんとか立ち戻る事が出来そうです

寝ている間もこうしたいやらああしたいやら
考える時間が多く合って少し頭の中を整理できました

みなさんもお体ご自愛ください

小春日

冬の束の間の気温が緩む日に少し走りました
籠って作業する日々が続いていたので良い気分転換です

革は皮 生き物の皮膚

レザーの生産の過程を見せていただいた時に、当たり前のことに気づきます
硬くハリのある乾燥した革ではなく、生々しく皮膚の形状を残す生産過程の皮はまだそれが牛の皮膚であるという事がどうにも印象的でした

突き詰めて言えばこの世の中で何かの形をしている物は元をただせば必ずや何かの資源を加工したものです
その上でレザーは生き物であるため、それをより鮮明に感じ取れるのだと思います

道徳的観点や美徳で物を大切にしようと思う心をもっとリアルに感じる事が出来た現場視察です

丁寧に作り大切にしてもらう
それが革を扱う物作りを生業にしている者のコアでありたいと強く思います

気分を切り取る

Tシャツは柄だけでは選ばないし、好きなバンドだと言うだけでも着れません

好きなデザインがあって
着ている人のバックグラウンドが感じ取れて
それでいて、ノスタルジー色が強くない物

その点ここらへんのバンドTはすごく気分です
まああくまで個人的見解ですが。。

ちゃんと話して悩んで決める

最初から変わらない事は「対面販売」が基礎である点です

サンプルや写真、時にはその場でスケッチしながらオーダーをまとめます
そして採寸をして細かなカスタムがあれば相談しながら決定していきます
商品が完成した後も基本は会って手渡します

ネット社会の今に逆行するような注文方法でしょうが、偏屈にこだわってこの手法であるというよりも、どうにもこれが正直一番楽しい

コーヒーを飲みながら雑談を交えて好きなものを形にしていく
悩む時間もこれすら楽しめるような空間をいつも作れたらと思っています

DUDE
KEEL
JET STREAM ATTACK!!!

取り扱ってくださる上記のお店の方々もその悩む楽しみを共有し、自分の言葉で説明してくださる方々だと思います

レコードを塗り替える

過去力尽くしても出来なかったことが、今は出来るようになる
その時その時のベストレコードは日々の練習や試行の中で日々塗り替えられていくものだなと改めて思います

今年も去年のクオリティを超えていけるよう凝り固まらず柔らかい発想のもと作業が出来たらいいなと思います