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最初の道具

もう何年も前
100円ショップで買ったペンチ

削って整えて、何度も直し使いました

今でも目に見えるところに置いています

修繕を通し想うこと

10年以上の前に作ったものをメンテナンスしました
その時の技術で作ったものをまじまじと見るのは少々小恥ずかしい気持ちにもなるのです

このようにヌメ(ナチュラル)のレザーが経年すると、そうならないと表れない独自の革の風合いが表れます
本来はオイルを表面から入れますが、この場合色が濃くなりすぎて風合いが保てません
今回は温めてサラサラにしたオイルを数回に分けて少しずつ裏から塗りました

大事にされているのを見れば、また一生懸命造ろうと思えます

作り手売り手

作り手はあくまで「作り手」
それでも物を売って商売する以上「売り手」の感覚も重要です

どっちを前に出すか 

人それぞれですが自分はあくまで「作り手」 それがしたいがための仕事だと思っています

売り手感覚至上が当たり前に浸透していく昨今、物作りの在り方が問われているような気がしています

黒鋲

メッキが強くはがれにくい事がまず一番です
しかし経過とともにはがれてしまうのは致し方なく・・

ではどう剥がれるか?理想の剥がれ方があるならば と

理想としたのはオートバイのマフラーの耐熱ブラックの塗装
塗膜に摩擦がかかったとしても、剥がれ落ちるのではなく、下地がだんだんと覗く仕様

黒から鈍い10円玉のような色へ そして真鍮の色が出てきます

各々の使い方によって削れるも削れないも、そして剥がれ方の千差万別
それも含め育つのを楽しみにしてもらいたいです

過去はすべて意義の在る明日の為

日々の目の前の作業に追われつつも
ちゃんと未来も目測してそう動かなくてはいけないです

遠回りも立ち止りも今想えばすべては「糧」
ただ寿命は無限ではありませんからそれ相応に

広角で物事が見れるそんなふうに生きていきたいなと

「物」

良いと思ったものを作り
良いと思ったものを売りたい

正直な現時点の最高点で物を作りたい

それが続けられればそれが一番いいです

アジとかヤレとか

仕事ではないですが、革製品のメンテナンスを頼まれることがあります
専門店ではないのでメンテナンス用の道具や技術が豊富ではないですが、一通りやれることをします

使用する上でついた傷やヒビ 汚れ
それをそのままにしておくことはアジとは言いません
まだまだ使うつもりでメンテナンスを定期的に施して、ある日ふと佇まいの良いアジが出てくるものだと思います

昔、祖父の自転車がいいヤレ感だったことを思い出します
傷の上にリタッチの跡があり、錆があればふき取り油をさす
そうして永き時を経過して一言では言い表せない風合いになっていました

大切にしてこそ   だと思います

見て作る 言わずとも伝わる

自身、目は良いほうですが歳とともに視力ではなく、乱視が目立つように・・
細かな一点を見つめる事が仕事の主なので、今までに手に取らなかった眼鏡を使うようになりました

細かな作業で使う事 仕事の手もとの距離から姿勢まで話す中で汲み取ってくれる金沢の眼鏡屋さん
言わんとすることが口下手な自分でもちゃんと伝わってると思えました

今度行ったときはバイク用のサングラスを作ろうかと思います

maryloueyes

沖縄

沖縄に行って

好きなものを食べて

バイクに乗ってスコールの洗礼を素直に受けて

最北端を目指す旅 良い旅でした

GAVIAL EXVISION SICK

久しぶりにGAVIALのベルトを作りました

文字であって文字ではない
模様に溶け込ませた文字を打ちました

アクの強いGAVIALならではの強いベルト
強烈な個性を取り込んで装いに力強さを足してほしい
そんな気分にしてくれるベルトだと思っています

GAVIALの力を借りた、良い意味で実験的でほかに見ないベルト
ここでしか振るわない筆で描く新しい絵

何かまたひとつ自分の引き出しが増えたような気がします