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thugliminal logo key charm

フクロウとダルマのキーチャームに比べて小さく500円玉ほどの大きさに仕上げました
鍵の束と共に持ち運んでもより邪魔にならないサイズ感だと思います

小さくても厚さは4mm
さらに染料と硬化剤を刷毛で塗って仕上げたので簡単には壊れません
既定の長さのボールチェーンがついていますが、短く切っても、他の物に付け替えてもいいですね

近日中にWEBSHOPにアップします

小さなものでもバランスと品質は大事に考えて作らなければなりません
100作れば100分の1ではなく、一人に渡れば1分の1
1分の1がきちんと期待に沿えるよう精進します

何事も選び決めることの楽しさ

万年筆を使い始めました
字が遅れて粘ってついてくる感じが心地よいです

小さな小物ひとつでも意識が通っている物選び
それが単純に楽しく、聞かれればいちいち語りだす面倒くさいオヤジとは紙一重でしょうが・・・それでも趣のあることは良いことだと思っています

thugliminal owl L/S tee

売り切れてしまいましたが、ご用意できた数が少なすぎたので、また少量ですが増産しました
明日、WEBSHOPのほうに追加します

洗うほどに古着のような褪せた風合いの黒の表情が増すので、これもまた育っていくのが面白いです

今回以降はこのデザインの増産は致しません
各サイズ取り揃えたので宜しければ――――――――

追伸 すいません12/6に追加いたします 

好きに理由なし

ホットロッドカスタムショーを見に行って、ふと目に留まった店で衝動買いしました
何故かこういう黒い瀬戸物の置物になぜか目がないです

戦後日本の観光土産や、海外向けの安価な小物の製作として当時工賃の安い日本で制作したものでしょう
今でいうアジアメイドの安価な小物の立ち位置です

安く作れてもそもそもの瀬戸物の技術は日本は優秀だったようです
複雑な時代背景はありますが、この時代のこういう置物の独特な雰囲気が好きですね

thugliminal boa jacket

冬の作業着として制作したボアジャケットを数枚だけ販売します
ポケットの中にまでボアが搭載されていて暖かいです
この時期でも軽くバイクで出かけるくらいはこれ一枚で十分です

繊細な服ではないので作業着の名の通り気兼ねなく使っていただけたらと思います

THUGLIMINAL WEBSHOP

追伸
早速のお買い上げありがとうございます 残り1枚となりました

PUNX DIY ≒

革を染める「染革-せんかく-」という職業があります
これもまた一生の仕事として大変奥が深く、日々の技と知識の積み上げがあり生涯修行となりうる素晴らしい職です

生き物である革は同じレシピで同じものは出来ません
だからこそ職人は「いい塩梅」を探るのです
そのさじ加減の難しさを感じる一方でその魅力にもおおいに気づき、出来うることならば自分でも染付けをしてみたいと思いました
最初に言ったように、その仕事は付け焼刃で極められるような簡単な仕事ではありませんが・・・・と堅苦しく前おいて言い分けるのもなんなんで、まあ、単純に「自分でもやってみよう」と強く思ったということです

見るも聞くのもやはり「やる」は大きく違い、ジタバタと時間が過ぎていきましたがようやく思う色が出せたような気がします
出したかったのはその先があるもう何段階か育つ前の色
ここから日に浴びても、オイルを入れても、使いようでも、その人なりの色に少しずつ変化するそんな色に仕上げてみました
写真でどこまで伝わるかは未知数ですが、言いようのない青です

堅苦しく頑固な職人気質みたいな文面でしたが
ようはPUNXのDIYがずっとやっていたらのなれの果てみたいなことだと自分では思っています

なれの果て

パンク
ロック
ハードコア
バイク
ブーツ

鋲ジャン
モヒカン
サイコ刈り

そしてその なれの果て
こういうものに目が留まり、見入るようになったのは単純に年のせいかどうかは正直自分でもわかりません(笑)

不便は人か自然か

ここ数日製作が続く毎日だったので、誘われるままキャンプへ
富士山の麓でのこの時期は寒さもより厳しく氷点下の明け方でした

澄んだ空気と不便さと過酷さをわざとらしく手に入れてみました
普段の思考と同じような事をこういう環境下で改めて考察しましたが、また違う着地をすることが新鮮です

同じことでも切り口を変えるだけで捉え方は大きく変わります

薪をくべながらそんなことを黙々と考えていました

頻繁に触るもの 服と擦れ合うもの そして永く使うもの

thugliminal web shop

WALLETには装飾がなく、限りなくシンプルではありますが、この薄味にこそ飽きのこない一つの完成したデザインだと思っています
近年のレザークラフトの主流であるコバ(革の断面)を薬剤で塗り固めていく手法ではなく、数種類のヤスリ、水、オイルで磨き上げていく手法は本来のネイティヴアメリカンのクラフトワークに見られる技法で仕上げています

ネイティヴアメリカンの物作りは金銭価値よりも思想や概念に基づくところに価値を見出すため、時間と手間を惜しみません
言うなれば物の価値の図り方が特殊です、・・・いや特殊だと言わなければいけないほど希少種になってしまっていますが、これがそもそもクラフトの「原点」であると思っています

原点に敬意を払い、大切に扱われたその先がきちんと見えるような仕事を心がけています