日々早々

気が付けば年の瀬 少し前まで1年が早いなと言われても、正直なところピンときていなかった

1日のうちに作業やら人と会ったりとか、なんだかんだとしているので、正直1週間前の出来事がまだ1週間かと思うところが正直な感想だった 1年前などかなりの昔に感じられたものだった

それがどういうわけか、それともただの加齢なのかわからないが、とうとう自分でも1年の過ぎ去る速さをひしひしと感じるようになった 

  

冬の作業場は凛と冷たい なぜか革細工の工具は無駄に金属製ばかりのため氷を触っている様

お湯でいちいち手を温めに行くのがおっくうで、湯たんぽを膝の上に置いてそれをいちいち触りながらの作業 ながら聞きしているラジオからも年末という言葉が連呼されてる

今年は年跨ぎで製作してます まあ季節の行事に無頓着なので大した変わりはありませんが笑

みなさん よいお年を

染革

革を自身で染めるようになって幾年経ちます

いうこと聞く革も癖だらけで頭を悩ます革も染めてみると余計に革の個性というものが様々だということを思い知らされ続けています

乾かしては染めて、時間をおいては染めて、革を引っ張っては染めて

表面だけに染料がとどまらないよう、あれこれとやりながら最近何となくコツのようなものを掴みかけている気がします

身近なもの

gavialのサングラス

マジカルとゴールデンレシオの指輪

親父の形見の腕時計

tenderloinの眼鏡

昔のインディアンジュエリーのバングル

フリマで500円で買ったライター

ジバンシーのレザーグローブ

 

こうまとめて見ると節操のないというかまとまりがないというか、それでも気に入っているということでまあよしとしています

綺麗な水

80年代の川崎市で育った環境の反動なのか、大人になって観光でどこに行くかと言えば水のきれいな場所

守りつつ攻める

先日事情があり少しだけ鹿児島へ行きました

そこで見せてもらった薩摩切子の制作風景

中に若い方が多いことに少々驚きました 話を聞く感じ、創作の姿勢は伝統の保持よりも技術を使った新しいスタイルの模索という印象

伝統の壊し方 壊すといっても伝統の上にしっかりと立っている

新しい各々の何かを求めてぎらついている感覚には考えるものがありました

基礎の素材

革は年に何回かまとまった数を発注します

国内に持ち込んだ後、うちのベルトの型でベルトの帯に加工します

以前は黒の革やヌメも茶色もありましたが、今は自身で染色するので大元になる革は基本1種類です

革の出来具合によって厚みを調整します0.1とか0.2mmで風合いというのは大きく変わります

相も変わらず強度重視で小傷などもあるワイルドな革ですが「しなる」し「ねばる」良い素材だと思っています

my beloved bike

実は2月末には納車されていたのですが、今日初めて写真撮りました

近所を用事足しなどで良く乗る相棒です

初めての新車購入でなぜだかちょっとした緊張もありましたが、どこに行くにもストレスのない良いバイクだと思っています

こいつの良いところでもあり、沼な部分でもあるのですが、アフターパーツが非常に多く車体を買ったのちに散財がとまりません

まだまだ こうしたいああしたい が湧いてくるので楽しみながら付き合っていこうと思います

先日エンジンから突如異音がして、思わぬ1か月入院となりましたが、その時の代車がDAX125 これはこれで面白かったです

戻ってくると「おーやっぱりこいつだな」とまた愛着を再確認

永く乗れれば良いなと

いまもむかしも

いまもむかしも

好きなものが変わらず

いまもむかしも

手に入れるものにきちんと血を通わす

 

 

何かじゃなくて これ

どれかじゃなくて これ

だからずっと愛でれるってもんです

型紙

まずはベルトとしての基盤 プレーンベルトの仕立てが非常に重要なのと同様に、鋲打ちに際して最も重要かつ基盤がこの型紙です

鋲の幅、・間隔や全長からベルトホールの位置まで修正しながら製作します

この後に革のサンプル製作に進みますが、そこでもまたなんだかんだと修正して、型紙を作り直したりと・・この部分は3歩進んで2歩下がる的な工程です

ベルトもリストバンドもそうですが、人と人が接する距離感で他人から見えるシルエットイメージが最も焦点を合わせたい部分です

 

 

追記 今期のユニフォームの受注終了しました いつも見てくださる方本当にありがとうございます

言ってしまえば物の売り買いの場ですが、それでも少しでも繋がりが見えるような気持ちがして励みになります

製作のほうに移りますので、もう少々お待ちください