作成者別アーカイブ: thugliminal
CHAIN
「チェイン」
つなげるという意味で使っています
90度でも45度でもない角度で進行する新しい試みのモデルです
人の目は曖昧な角度のものを不快に感じることが多いものです
しかし、限られたベルト幅でのキャンバスに施すスタッズワークに、この曖昧な角度が可能性の突破口の一つだと昔から思っていました
ただその不快さを払拭するのは困難で、まだまだ腕が未熟だと思い知らされるばかりで―――――――
ここにきてようやく納得できるものが仕上がりました
星座のような、スターダストのようなイメージですが、知識や経験、時間も全てつなげてできた事に敬意をもって「CHAIN」
写真ではどうも伝わりにくいのですが、このベルトは人に巻かれて立体で見て初めて意とした見栄えになるようです
作りたいものを作る
剣先
納品ラッシュ
KEYHOLDER
一生モノ
作業と作業の合間などに思い出したかのように日頃履き倒しているブーツの手入れをすることがあります
このブーツとは10代からの付き合いで永い時間を共にしました
「一生モノ」
タフなレザーギアにこの称号が付けられますが、それは放置していても一生使えるということではありません
むしろ細かく面倒を見る必要があるのだと思います
古いものこそ手を加えてコンディションを保つ手間と愛情が必要です
それで初めて一生付き合えるかどうかというステージの入り口に立てることだと考えます
古いバイクをノーメンテで乗り続けないのと同じことですね
ましてやこういう心意気がなければ愛情もプライスレスな物の価値もその上に乗せることは出来ません
爪
引き立てた先に
職業柄なのか何なのかは定かではありませんが、服装よりも服飾小物に目が行きがちです
それはベルトに限らず(そもそもベルトは常には見えませんが)
ハットや靴・バッグ・キーホルダーから時計など無意識に目で追いかけていることがあります
ハットのかぶり方一つでも「どんな音楽に興味があるのだろう?」と連想させる事も
シフトレバーでへこんだブーツの汚れ具合に思わずバイクの話を振ったこともあります
その人その人のライフスタイルやこだわりが物を通してその人から表れ、興味がわくとでも言うのでしょうか
自身が手掛けている物もその人のバックボーンがにじみ出る一つのツールでありたいですね
何度も口に出しますが、小物はあくまで引き立て役です
ただ引き立てた先にその人となりを知る面白さも同時に内包していると勝手に信じています