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製作の日々2

ほぼほぼベルトの製作も終わり、次は早めではあるが今年のユニフォームの製作に入っている

といっても実は気分転換に少しずつ進めていたこともあって、おおかた出来てきている

デザインは鋲のパターンも服のグラフィックもどちらにも行うことなのだが、9割出来たところから毎日少しずつ書き足したり、消したりを繰り返す

細かなところをいじっては日を改め、また修正する 時には元に戻したりも

そうしているうちにデザインがグッと締まる 細部まで血が通った感じがする

もちろんデザインなので皆の好きも嫌いもあるだろうが、自分自身は好きだと心から言える状態になっているものだ

  

ここに書き込むのも気分転換 またサンプル作りとグラフィックに戻ります

製作の毎日

体調も元に戻り、今、ただひたすらに製作する毎日だ

店舗も持たず、卸しもしない オーダーメイドで作ればお客さんに出すだけ この形態のせいなのか自分のために作ったベルトだけがサンプルとしてあるだけだった

ずっとそうだったんだけど、今きちんとしたサンプルを製作している 全種類作るつもりだ

今と昔では配列の間や配色の好みが違うことに気付いたり、今の到達点の技術で昔のデザインを作ると新鮮味があったりと思うことも多い

誰のものでもないベルトをこしらえるのは実に面白くないなと思っていたが、同じ色とサイズで並べられていく様を見て、我ながら壮観な絵面に少し楽しい気持ちになっている

あと立て続けに製作して思うのは身体が本当に衰えているんだなということ

力を入れて鋲を抑える指は震えるし、手首の腱鞘炎もすぐに顔を出した 高い集中力の時間も短くなり、目のピントが合わず老眼や目薬に頼っている

本当にあと何年出来るのだろうか 技術に進歩が見れなくなり、作るものに納得がいかなくなってまで自分はこの仕事を続けていくのだろうか?

そんな弱気になることもあるが、まだやりたいことがある 動くだけ動こう

個性でねじ伏せないとベルトの強さに負けちまうよ ってまだ大口叩けるんだから大丈夫ってもんでしょう

VINTAGE BOTTLE OIL

年代は正確には不明ですが1950年代以前のボトルを入手したのでオイル瓶に仕立ててみました

昔々も少し使っていました でももうこれで使い切り 次はないですね

内容量は通常ボトルと同量の約250ml

詳しい使い方はWEBSHOPなどでご覧ください

和紙のシールを探して、どの大きさに切ろうか悩み、デザインを決めて色を悩んで、オイルまみれになりながら充填させて、写真を撮ってなどなど

愚痴ではなく楽しんでやっています

箱書きにも必ず書きますが please take care of it どうか大切に使ってください 本当にそう思っています

そのためのメンテナンスオイル うちの商品ではなくても、物を手入れして本当のアジをだした愛着のある物に囲まれてもらいたい

いやいやマジでそう思っています

ベルトの大前提

時にメンテナンスで戻ってきたベルトを見ると背中心のベルトループ(パンツの背骨部分にあるベルトを通す輪っか)のところでくの字に跡のついたベルトや異様に引っ張られた感のあるベルトを見ることがあります

「ベルト」の大前提

それはパンツが落ちないように巻くもの です

言葉のままです パンツがずり落ちないように巻くものです そのくらいの力の塩梅でベルトはちゃんと機能します ウエストに食い込むように締め付けるものではありません

さらに言えば、立っている姿勢の時に比べ、かがんでいるときは腰回りは太くなります この両方の姿勢に対応できるようにベルトの巻く力にもゆとりが必要です

腰にきつく巻き力仕事の時に腰や体幹を安定させるものは「ガードル」と言います

ガードルは基本服の上に巻き付けて、力のかかる動作が終われば外すものです

正しく使うことで、物は本来の働きをするものです 

最近買ったもの

何年かぶりにバイクグローブを新調した

蜜蝋を含んだオイルでメンテナンスを施して防水性も少しはついたかなと思う

電熱グローブには勝てないけれどローテクのグローブがやはり自分には合ってる

大事に使おう

今年もお世話になりました

独りで仕事をしている職業柄、暦のイベントには疎いのだが、忘年会に誘われたり、仕事納めがいつからだとかの会話で年末は意識するようになった

せっかく意識したのだから大掃除なるものをやってみた後、これを書く

今年もいろいろとありましたが、相も変わらず作業台に迎えているということは幸せな事なんだと思う

支えられ、生かされておかげ様様で前を見ていられる ようやく少し先に道が見える

本当に感謝しかない 皆様のおかげだ

自分の「表現」が

自身から湧く「我」を

求めてくれるのならば手が動く限り物をこしらえてみようと思う

皆さま 良いお年を

正解はまさかの色でした

thugliminal studsbelt leatherbelt studded studdedbelt サグリミナル 鋲ベルト レザーベルト レザークラフト スタッズベルト スタッズ gavial geruga

写真の中央の革の端切れが元の色 それを染めて下の革の色に変えました

写真だと分かりづらいのですが、元の革はあせたライトブラウンと言いますか、ぼやけた色味でこのまま使う気になれませんでした

革の質は良いのですが、色味のせいでずっとストックしていました

染色は単純な色の乗算ではありません 染み込むときも 乾くときも 塗る量でも色は変化します 結局はトライし続けていくしかありません

結果から言えば、下の革の色に変化させるために使用した色は「オレンジ」の染料 黄味も赤身もうまく足せたと思っています

いつもより深くそして多めに染料を入れて奥から深く染まるように施工しました

この後、完全に乾いた後に色止めを施します

 

この深いブラウンを使った新作を製作中です 

番外編 レザーパンツメンテ

普段仕事として受けているわけではありませんが、相当にすごい状態のレザーパンツのメンテを請け負うことに

写真のように水平にしてもパンツがしなることもなく板のようでした

ブラッシングで汚れを落とし、レザークリーナーの乳液タイプで表面の汚れをとります(左半分だけ施工済み)

乾燥させて、うちのオイルをマイクロファイバークロスで丁寧に塗り込みます

非常に乾燥していたので、砂に水を垂らしているかの如く吸い込みました

この写真は3度目のオイルを入れた直後

やっと履ける程度の柔らかさになったと思います

一度に多くのオイルを入れようとせず、時間をおいて革の中でオイルを動かし、また再度足りなければ追加していくのが、綺麗にいくコツだと思います

ついでに自分の革ジャンも軽いメンテナンスを

時々やると面白いです メンテナンス

66後期

もうボロボロだがリペアしながら履いているLevi’s 501 66後期

これ以前のビンテージデニムは価値こそ高いが、縦落ちの色落ちがあまりにも古着感が強すぎて、個人的には苦手 今に通ずるこの色の落ち方が今の服に合う気がしている

ボロボロだけど、あまり理解はされないんだろうけど、これを着ると少し気分が上がる そういうものってあるよね

よりハードにしたくて最近はstanceを巻いて使ってる

ブーツメンテ Dr martens

友人からマーチンの10ホールをもらった

個人的には10ホールが一番シルエットが綺麗だと思う 吐き口にパイピング処理がなくて切りっぱなしなのも無骨で良い

10年以上の長期保存のため、革がガチガチに乾燥していて、そのまま履けば革が切れてしまう

普段ならば表面にブラッシング、クリーナーで簡単に終わらせるが、今回は保湿がメインなのでオイルアップすることにした

 

マーチンの革は正直粗悪だ 安価で売るワークブーツなので仕方ない

革の表情が分からないほどの屈強な顔料仕上げの革が普通のブーツメンテの工程をことごとく否定してくる

ミンクオイルなんて履き込んだしわの部分以外全く吸わない プラスチックに塗っている気分だ

なのでうちのオイルを少し温めて裏面(床面)からウレタンスポンジで塗布することにした

革にオイルを入れると革の中でオイルが動く ひろけたティッシュの端に水滴を落としたら水分が広がっていくような感じ

すこし物足りないくらいを塗って、後は放置すれば乾いた部分にオイルが回る

数日放置してまた様子を見ようと思う

それと欲しかったブラックスエードのエンジニアを手に入れた

スムースレザーより表情が優しい

バイクに乗るとすぐに左足に跡が残る しょうがないけどね