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我が師

最初、自分が革細工を始めようと、全く知識がないまま訪れたのがハンズだった

東急ハンズ渋谷(現HANDS渋谷店)が11月で閉店するというニュースを見た

このころのハンズはレザークラフトコーナーも大きくて、その知識を持った店員さんもフロアに常駐していたので、0から何をそろえてこうすれば良いなどの初歩の初歩な知識を親切に教えてくれた

ハンズで買った革を触り、ハンズで買った道具を用いて、何かをこしらえてその下手さに愕然とし、なにが悪いのかを考慮して、またハンズに材料買うついでに店員さんにヒントをもらう このループを何週したかしれない

あまりに下手だったため、少し教えてもらえればその成長も分かりやすく、徐々に成長している実感が嬉しかった

それにあまりに通うもんだから、その時の店員さんが内緒でハンズが買っている仕入れ先を親切心で教えてくれた(もう30年近く前の話だからいいよね)

その卸先からまた業者さんを紹介してもらったりと道が開けたきっかけもハンズのおかげ このころの革業界はすごく閉鎖的で自分みたいな一見の若造にはなかなか教えてくれなかったんだ

 

革細工はどこで習ったんですか?と聞かれることがある

独学ですと答えたりもするけど、本当はハンズの店員さんです だね

久しぶりにいってみようかな 本当にお世話になりました師匠

Thank you for coming

変な緊張感と高揚感、不安と期待を同時に感じながらいよいよ始まったエキシビジョン

蓋を開ければ多くの優しい方々に囲まれて、いい時間でした

遠方からはるばるいらしてくれた方、ありがとうございました

自分が接客しなくても、物を囲んでお客さん同士で盛り上がってくれているのも嬉しかったです

 

広島に到着してすぐに駆けつけてくれた方

明るい雰囲気で場を回してくれた方

この機会を一緒に作ってくれたマスター

そしてなによりこの会を楽しんでくださった方々

本当にありがとうございました

 

深夜の打ち上げまで多くの方に来ていただき、嬉しくて何年かぶりに酒飲みました

いただいたオーダー大事に作ります


いよいよ

いよいよ差し迫ってきた エキシビジョン

1日限りの開催なので、その日は夜遅くまで開催することにした

ずっと作ってきた 自分の人生の大半をこの仕事に向き合わせてきた

だから今は単純にどんなもんなのか多くの人に見てほしいと素直に思う

 

物を囲んで皆といろいろな話を楽しみながら出来たらいいな

ほんと良かったら見に来るだけでも遊びに来てくださいな


鋲ベルトのイメージ

確かに、というか確実に元を辿れば、鋲ベルトはパンクカルチャーだ

かといって、70年代パンクファッションが鋲ベルトを巻く正解だなんて1度も思ったことはない

そもそも自分自身、そのファッションを通過していない

 

自分が抽出したかったのは、迎合しないマインドと少数派でも動じない自立精神だ 幹に自分が座ってればそれでいい

その意思表明みたいなものを鋲ベルトに込めた

だからベルトを巻く服装の正解なんてないんだわ

良いと思ったらそれでいいんだ と思う

いろいろと仕上がってきました

ようやく、本当にようやく仕込み続けてきたことが、ひとつの区切りを迎えた

数か月前から仕込み始めたサンプルベルトの製作 オーダーメイドで作っては出してしまう性質上、今まで自身が巻くベルト以外手元になかった

気になるモデルがあって、見たいと言われて、出してあげれるのはいつも使い込んだアジの出たベルトばかり。。それじゃああまりにも不親切でどことなく申し訳ない気持ちだった

全てゴールデンサイズ、色も「黒」でとりあえず統一した

 

そして次に取り掛かったのは「LOOKBOOK」の製作

紙面の構成もやってみたけど、これが実に面白かった 好きなデザインを入れ込みながらも全体のバランスを考えて統一感を出していく 大変だけど、時間を忘れてパソコンに張り付いて作った

無論、素人の自分一人でできるわけもなく、プロの助力も大いにあって冊子が完成した(今入稿してまだ紙面は手元にない状態だが)

 

次に並行して作っていたのが新しい今年のユニフォーム

我ながら良いものが出来たと思う

この3つの作業と普段のベルト作りをここ数か月ぐるぐると回した いろんな事やるもんだから頭が混乱しながらも一生懸命作った

パソコンのやりすぎもあって身体バキバキになったけど、なんともまあいい充実感 やってよかった

製作の日々2

ほぼほぼベルトの製作も終わり、次は早めではあるが今年のユニフォームの製作に入っている

といっても実は気分転換に少しずつ進めていたこともあって、おおかた出来てきている

デザインは鋲のパターンも服のグラフィックもどちらにも行うことなのだが、9割出来たところから毎日少しずつ書き足したり、消したりを繰り返す

細かなところをいじっては日を改め、また修正する 時には元に戻したりも

そうしているうちにデザインがグッと締まる 細部まで血が通った感じがする

もちろんデザインなので皆の好きも嫌いもあるだろうが、自分自身は好きだと心から言える状態になっているものだ

  

ここに書き込むのも気分転換 またサンプル作りとグラフィックに戻ります

製作の毎日

体調も元に戻り、今、ただひたすらに製作する毎日だ

店舗も持たず、卸しもしない オーダーメイドで作ればお客さんに出すだけ この形態のせいなのか自分のために作ったベルトだけがサンプルとしてあるだけだった

ずっとそうだったんだけど、今きちんとしたサンプルを製作している 全種類作るつもりだ

今と昔では配列の間や配色の好みが違うことに気付いたり、今の到達点の技術で昔のデザインを作ると新鮮味があったりと思うことも多い

誰のものでもないベルトをこしらえるのは実に面白くないなと思っていたが、同じ色とサイズで並べられていく様を見て、我ながら壮観な絵面に少し楽しい気持ちになっている

あと立て続けに製作して思うのは身体が本当に衰えているんだなということ

力を入れて鋲を抑える指は震えるし、手首の腱鞘炎もすぐに顔を出した 高い集中力の時間も短くなり、目のピントが合わず老眼や目薬に頼っている

本当にあと何年出来るのだろうか 技術に進歩が見れなくなり、作るものに納得がいかなくなってまで自分はこの仕事を続けていくのだろうか?

そんな弱気になることもあるが、まだやりたいことがある 動くだけ動こう

個性でねじ伏せないとベルトの強さに負けちまうよ ってまだ大口叩けるんだから大丈夫ってもんでしょう

だいぶ温かくなってきたというのに

だいぶ温かくなってきたというのに、どうにも体調が悪い

陽気に誘われて、何も考えずふらっとバイクで出かけたい

出先でうまいコーヒーが飲めればなおいい

ここだという景色で地べたに座ってタバコが吸いたい

VINTAGE BOTTLE OIL

年代は正確には不明ですが1950年代以前のボトルを入手したのでオイル瓶に仕立ててみました

昔々も少し使っていました でももうこれで使い切り 次はないですね

内容量は通常ボトルと同量の約250ml

詳しい使い方はWEBSHOPなどでご覧ください

和紙のシールを探して、どの大きさに切ろうか悩み、デザインを決めて色を悩んで、オイルまみれになりながら充填させて、写真を撮ってなどなど

愚痴ではなく楽しんでやっています

箱書きにも必ず書きますが please take care of it どうか大切に使ってください 本当にそう思っています

そのためのメンテナンスオイル うちの商品ではなくても、物を手入れして本当のアジをだした愛着のある物に囲まれてもらいたい

いやいやマジでそう思っています