いつも一つの頭で考えて結論を導き出すところが
人と組むという事は頭が二つになるという事で
それはこびりついた発想の常套手段をいとも簡単に壊してくれるような反応も起きたりします
このベルトの配列は潔いです
今思えば単純さゆえにもっと手仕事を加えたくなったのを覚えています
しかし中村達也氏の腰に通ったサンプルを見て複雑さが美しさではないことを目の当たりにします
初めて氏の自由な発想に触れた時の 初めてgavialと組んだ時を思い出します
ベルトの幅に制限がある以上
鋲ベルトのスタッズワークをする以上
そして納得するまで熟考をかさねる以上
そう易々とは新しいデザインというものは出てはきません
デザインは決して使い捨てではありません
一度好きになってくれれば飽きることなくずっと好きでいてくれるようデザインを起こしているつもりなのでなおさらです
過去GAVIALとPAVEMENTを発表しましたが埋もれて手に入らなくなる物になるよりも新しい提案を加えて再発表しようという事になりました
FULLBLACKは文字通り真っ黒ですが動きや光見る角度によって、はたまたその人の捉え方によってもざまざまに変化する「黒の余白」があります
こちらからの押しつけがましい説明や提案よりもぜひ手に取って自分なりの意味付けや発信があると嬉しいですね
先日こちらでも紹介したシルバーのジュエルスタッズが打ってある「K-2」です
シルバーは「jango」製
jango
オリジナルのバックルを制作して着用とのことで、真鍮色の色味を控えて、全体的に銀色が強めの配色に変更しました
自分なりに今までもいろいろなパーツやレザーを厳選して輸入して吟味はしていますが、こういったワンオフが施されるのは初です
お互いの仕事を持ち合い、新しいものを作るというのはまた新しい領域を見出せますね
今後このスタッズが使えるようになるかもしれませんが、その時はまた告知します