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だからなんだに囲まれる

作業場にどーでもいいものがたくさんあります

どうしてあるのかもなんで買ったのかもどうにも説明のつかないものばかりです

一度そこに並べたら、もう二度と触らないものなんて言うのもたくさんあります

それでも何かのアンテナに引っかかってここにあるのでしょう笑

ミニマリストとか無駄を省く時代の風潮ですが、まあ何というか くそくらえです

作る 造る

ここ数日も相変わらずの製作の日々

おかげで毎年のことの花粉症にもならずに済んできたが、気分転換に乗ったバイクでいっきに鼻が詰まる始末

まとめて作るとどうしても量産の手順やら動きが必要となってくる

その時に1,2,3ではなく、1,1,1と気持ちを正して作業する

人に渡ればまぎれもなく手元に届いた1本のベルト 当たり前のことを忘れないよう手を動かす

ここからは筆を持って絵付けの作業 まだ新鮮な作業なので楽しんでやろうと思う

目測

ベルトを作るとき、まずそのベルトの寸法に合わせてカットします

もちろんお客さんのサイズに合うことは重要なので、しっかりと測ります

語弊を生むようなことをあえて書きますが、この後は、デザイン以外のカットとかは「目測」です なので人によっては数ミリ短いとか長いとか当たり前のように出てきます

大事なのは揃っていることではなく、1つ1つのベルトは個として完成しているかの1点だと思っています 

目の前にあるベルトが綺麗な佇まいであればそれ以上も以下もなく、決まりきった寸法よりも目測を大事にしています

そもそもオーダーメイドってそういうことでしょう?ちがう?

THUGLIMINAL JET BELT

オールシルバーカラーの JET BELT

手染めしたブラックレザーに単色のシルバーが鋲ベルトらしい仕上がり 使い込み光沢が鈍くなった時にこのベルトの完成点があると思っています

しかし、ここ数か月で写真が撮れたのはこれだけ

出来たら一通りチェックがてら眺めたら、すぐに箱詰めしてしまうのは悪い癖です

2022

いつも季節の節目をあまり意識せず、と言うどころか曜日感覚まであまりはっきりとしていない日々を過ごしているせいで今年もどうやらしれっと始まっているようです

今年は「表現に幅を持たさず、作りたいものを一生懸命作る 」 そんな年が過ごせればと思っています

言葉に起こせば陳腐な文言ですが、楽しんで作る以上に良い物つくりを出来る術を知りません

いろいろ作りますので良ければ見てやってください

NEW KEY CHARM2

thugliminal logo key charm

前回のブログでも紹介した新しいキーチャームのハンマーマークです

10円玉くらいのサイズですが、細かくても黒の塗装は綺麗に出てくれたので安心しました

正直、こういうものは何の役にもたちません ただ、これをどこにぶら下げようかとか、そんなことを考えている時間が好きです

ステッカーをどこに貼ろうかとか、缶バッチをどこにつけるとか、、こういうどーでもいいことにちょっとした豊かさがあるものだと思います

NEW thugliminal KEY CHARM

言うなれば、溝の中に染料が入っただけなのですが、おかげでデザインが浮かび上がりよりクッキリとした表情に生まれ変わりました

表面がフラットではなく、削りだした凹凸があり、表情が豊かです

染料を入れた後に木工用ニスでカバーしているので退色しにくく、耐水性も向上しました

この手法が生まれたおかげで、のちに革などにも同じ技術を応用することができると思います

近く、WEBSHOPのほうにもUPします

GAVIAL×thugliminal leopard belt

GAVIAL 2022 Spring & Summer Collection

よく聞くコラボレーション・wネームというのは、うちにとってはある種実験的で新たな試みに挑戦する良い機会だと思っています

前回のTIGER belt でレーザー加工の新たな可能性を見いだせたので、それをどう昇華させるか?具体的に言えばもっとリアルに立体的に表現できるかというのが今回密かに挑んだチャレンジでもありました

数種類の染料と、オイルの濃淡であえてにじませて、独特な表情を表現ました

個人的にヒョウ柄というのはかっこいいと思えるストライクゾーンが極めて狭く、そこから漏れたものは安っぽく安易でして、大人でも様になるヒョウ柄をどうしても完成させてみたかった

こすり倒されたモチーフであるからこそ、それを避けるのではなく、ど真ん中を通してみたかったというのが本音です

正直、写真の腕の問題もありますが、実物を見て、巻いていただけると幸いです

腰に巻き、動いたときにこのベルトの伝えたい表情が顔を出します

ベルトは服に隠れ、時々のぞかせたその瞬間でこそ引き立つものです