作成者別アーカイブ: thugliminal

CRAFTCORE 黒TEE

thugliminal studsbelt leatherbelt studded studdedbelt サグリミナル 鋲ベルト レザーベルト レザークラフト スタッズベルト スタッズ gavial geruga

WEBSHOP

前回の記述のように白は白で純白ではないのと同様、黒も黒で真っ黒ではありません

自分が好きなのは古着の黒Tシャツ
使い込まれて毛羽立って色あせたあの「黒」です

こちらのボディは以前から使用している顔料染めのスミ黒
使い込むほどにその古着の黒に近い仕上がりになります

プリントカラーはなじみが良いように少し黄ばんだクリーム色ですが、これも以前よりも白に近いトーンにしました
使い込まれていくうちにプリントカラーが生地となじみ沈んでいくことを考慮するとこの結論に達しました

言わなくてもよい様な小さなこだわりですが、作ることにおいて「考え」が末端まで行き届いているものにこそ正当な価値がある物だと信じています
考えを行き届かせて作り上げたもので初めて 好きだとか嫌いだとかという評価がもらえる権利があるのだと思います

CRAFTCORE 白TEE

WEBSHOP

写真で伝わるかどうか難しい所ですが、今回のTシャツは漂白された真っ白ではありません
とはいえベージュやアイボリー、生成りともまた違います(実に感覚的なものですが)

極めて白に近いベージュとでも言いましょうか

それでも少し色があるおかげでプリントとの馴染みは良く、着慣れたシャツの雰囲気があります
ナチュラルな風合いになりすぎず、清潔感も残すくらいの色味

言われなければ気付かれないようなことなんですが、これもまた偏屈なこだわりなんだと思います

handdye

thugliminal studsbelt leatherbelt studded studdedbelt サグリミナル 鋲ベルト レザーベルト レザークラフト スタッズベルト スタッズ gavial geruga

thugliminalを始めるとき、何も知識も技術もない中、模索を繰り返しながら牛歩のような成長を糧に格闘していたことを思い出します
「小さな成長と失敗」を繰り返しながら無知識というカラカラの大地に日々水が染み込んでいくのは楽しかったです

いつしか個人でやれることの枠を飛び越えて人の手を借りなければならない作業も増えました
それはそれで悪いという事ではなく、広がった世界の先に必然としてあることだと思います

特に「染色」の部分は大きな施設が必要な事もあり、職人さんにお願いするしかありませんでした
何度も言っていますが、染色はそれだけで一つの極める道になる奥の深い仕事です
より良い物を作るためには職人さんと高次元でディスカッションをしなければなりません
そうするには自分自身実際に手を動かして「小さな成長と失敗」を繰り返すことが近道です
失敗がまた新たな疑問を生み、解決すれば次の課題に挑みます

もとは、より理解を深めるために始めた手前味噌の染色ですが、こうなると自身でやりたくなる性分
いつしか自由な時間のほとんどは染色をする時間に変わりました

染色を初めて数年
商品としてのボーダーは超えたように思います

まだ気に入った色味の数は少ないですが手染めの革のベルトのオーダーを開始していこうと思います
またベルトはwebshopには出していませんでしたが、それも少しずつupしていこうと思います

取り急ぎご報告まで

2020 TEE

いつもオンシーズンを通り越して季節外れに作り出してしまうので

時にはきちんとオンシーズンに作ろうかと思います

と言いますか、作りたいときに作るのが一番いいのです

COLOR

thugliminal studsbelt leatherbelt studded studdedbelt サグリミナル 鋲ベルト レザーベルト レザークラフト スタッズベルト スタッズ gavial geruga

白い紙に色を出すのではなく、薄茶色の革に色を出すのは思い通りにいかないことがよくあります
さらに革は染料を吸うのでトーンの調整は難解です

染料をよく吸う部分もあれば、吸わない部分もあるわけで何度も色を見ながら乾燥させて調整します

革の個体差
繊維の眼の細かさの違い
染料別の浸透度の違い
さらには湿度など・・
本当に「染革」とはこれだけで一生勉強できる仕事のジャンルだと思います

悪魔的難解さゆえ
思い通りに行った時はそれは嬉しいものです

小休止

仕事の合間を見て、目黒の自然教育園へ
都会の中に手つかずの自然があるのだなと思いました

首都高の出口で帰り際気になっていた場所でした

根っからの都会人ではないので、こういう場所はリラックスできます