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ネルシャツ

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ネルシャツは夏以外年中着ています
いえ バイクに乗るときに羽織っているので一年中です

チェックというのは思えば非常に興味深く、好きなチェックをどう好きなのかを言葉で説明することが出来ません
好きな色が入っていればいいわけでもなく、チェックのパターンで判別もできません

それなのに好みのチェックにはほぼ一瞬で目にとまります
古着屋などで膨大な数のネルシャツがあっても選定には時間がかかりません

感覚だけで理屈なし
今だ増え続けるネルシャツを見て、いつかこの答えが出ればいいなぁと ふと思います

一点

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ラフの絵から型紙を作り、レザーに配置してみてから納得できずまたラフ画から
スタッズの配色に納得できずバラバラと全部外す
レザーの仕上がりに納得がいかず、ヤスリをかけ続ける
9割方終わったときに気を抜いて失敗し、1からやり直す
3日かけて作っても、納得いかず5日かけて作り直す

時々思います
なにやってるんだろうと

それと同じく時々思います
これでないと「本当」じゃないんだとも

いいものが作りたいです その一点です
本当にいいものがつくりたいです
まだまだです
まだまだまだまだです

RUN

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自分の知る限り、こんなに速く走る人たちはいません
それはスーパースポーツに跨り、数百キロ出すとかそういう意味ではありません
原付で数十キロだしても速いと思うことがあるんだと思います

ほぼほぼ寝ずに参加しましたが、凛とした走る時間と、休憩中の軽快な会話の投げかけは絶妙なメリハリで━━━

いい気分転換とともに楽しい時間でした

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長梅雨

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良く降りますね
アトリエは都内の割に緑が多く、土が多いのか余計に肌寒く感じ、7月の上旬も終わる気候ではないようです

梅雨と言えば「湿気」

革は湿気を吸います
湿気を吸いすぎるとカビの原因になったり、変色したりしますが
逆に乾燥させすぎると劣化します

もとは皮で毛穴があり皮膚だったんだと再確認できます

乾燥剤や湿気取り、防カビシートに湿度計
対策こそぬかりの無いよう心がけますが

それ以前に思うようにバイクで出かけられない日々にストレスを感じますね

be inflexible

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狭く細いキャンバス
鋲ベルトの領域を壊さないこと
使いごこち
革のしなりの計算

ベルトなどを作成するにあたっていろいろな制約があります

その中でも自由に発送できる柔軟さを常に持ち合わせようと心掛けていますが
コラボレーションすると自分がいかにより固まった発想か気づきます

新しい発想と持ち合わせの経験をすり合わせていくことはなにより勉強になります

物の価値

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ハイブランドのように持つことにステータスがあるわけでもなく
ファストファッションのような安価で毎シーズンの最先端の流行が反映されているわけでもなく
プレミアが付き高値で売り飛ばせるわけでもなく
人に言っても「聞いたことないな」と言われ
ましてや革小物だから服に隠れて見えない始末で

今一度

今一度自問自答で問う「物の価値」

精一杯詰め込んだ自分なりの価値が、少しでもその人の価値になれるよう
日々積み上げていくだけです

商品か作品か

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1から10まで一人で完結できるレザーの仕事は、言い訳の余地なく下手も上手いも努力もサボるも自在です
黙々とパッとは終わらない長時間作業の連続ですので、どうしても内に内に気持ちが入りやすく「商品」としてではなく「作品」を作るような心情になりがちです

仕事に納得がいくまで向き合うのは大事ですが、いつも思い返し正すのは商品の枠を出ないということです
自分が気に入るより大事なのは、気に入ってもらえるものを作ることです

技術の部分は最高傑作を作るべくの「作品」でもあくまで良し悪しはお客さんが判断する「商品」です
自己完結・自己評価は「作品」では1番ですが、「商品」ではそれは2番です

人に渡り、使いこまれアジが出て、その人の思い入れが入ってこそ自分の中では完成します

作品より商品のほうが難しいですがそれでこそですね

GANZ

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世の中には興味深い仕事はたくさんありますが、その中でも一つの素材に特化して技や知識を積み上げている「職人」の仕事は一番興味があります

今日GANZさんから「お香立て」が届きました

自分にとっての「革」の部分が
ganzさんにとっての「鉄」だと思います

扱う素材は違えど、同じような苦悩や心境になることも多いはず
機会があればゆっくりお話しさせていただきたいです

すごく気にいっています 大事にします

http://www.618-ganz.com/

仕事復帰

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崩していた体調も大分戻ってきました
よく聞く「盲腸炎」 一般的で軽いものだろうと思ってたのですが、軽くすぐに復帰できるものではありませんでした

もう手は動くし再開します
お待たせしている方々お騒がせしました

新しい型

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あまりない事なのですが、意識が新作の型起こしにむいています
自分は新しいものを生み出す作業は大げさに言えば天啓に近く、絞り出すものではありません
日々目にしたもの 書き留めたものやら写真を撮ったもの いろいろなミックスがあってはじめて引き出しから出して考察します

落書きのようなデッサン
パソコンでの型紙作り
レザーに配置してスタッズの配色を見る
全体像を見るためのサンプルつくり

だいたいですが4つの段階をクリアできて初めて「新作」なので、途中埋もれていったデザインも数あると思います
時には埋もれていったデザインも引き出しから出してこね直します

今回の新作に対しての何となくの自分のテーマは

「無骨」 「ふと見えた時の存在感」 「引き算の後に」

何のことかさっぱりでしょうが、今何となく目の前にある絵具にはそう書かれています(笑)