カテゴリー別アーカイブ: BELT

SHINE brown

黒と茶色はよくオーダーが入る定番のカラーですが個人的には最近茶色の使用率が高いです
デニムやスエードのエンジニア ウールネルシャツなど秋によく用いるアイテムにすんなりと馴染むからです

茶色はナチュラル同様タンニンなめしの堅牢なレザーを使用していますので、あめ色に変化していく経過も黒よりも楽しめるのも特徴です

真鍮のゴールドとも相性が良く、金色特有の誇張さがマイルドになり育て甲斐がありますね

Exif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTURE

JET all silver

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

黒い革に銀のピラミッド 鋲ベルトのイメージそのまま

だからこそアクの強さがあり主張も色濃いです
強いベルトを「個性」でねじ伏せて使っていただければ嬉しいです

個性は決してFASHIONではなく、内面からにじむもの
どんな格好でも取り込んで力に変えるような、それこそが「個性」です

まあ小さい声で言いますが
誰にでも似合うもの作っていてもつまらないんです(笑)

ST 1LINE

Exif_JPEG_PICTURE

今あるデザインもこう形を変えるとまた別物です

前にも書いたと思いますが、THUGLIMINALは持ち込みのデザインを制作することはしておりません
デザインも含めて気に入って買っていただきたいと思っています
ただやみくもに断るのではなく、型紙をおこし、納得すれば制作します

年に何個も新しいデザインは出来ませんが、スタッズの隙間や革が綺麗にしなるよう力の分散も計算して作っています

もはや我が儘にも聞こえるでしょうが、気に入ったデザインを楽しく製作できるかも自分にとっては大切な事です

EDGE (fullblack)

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

EDGEのブラック仕様です
全体的にマットな風合いで落ち着いていますが、使い込むほどにレザーは光沢を増し、逆にスタッズは地金が見えて粗い表情を出していきます
言葉で書いても説明するのは困難ですが、黒で統一されたベルトのエイジングは秀逸です

スタッズの削れ方はバイクのマフラーなどに施す耐熱黒の塗装に近く「メッキがはがれる」といったような経年経過はたどりません
薄く地金がだんだんと見える感じです

使い込んだシワ
程よく沈むスタッズ
薄く見える地金の色

フルブラックにしかない楽しみ方かもしれません

最中の不完全

Exif_JPEG_PICTURE

完成する前に見える不完全ながらも簡素なデザインが
また新しいデザインソースになる事もあります

模様は自由であるべきで、付け足したり、そぎ落とし洗練するつもりが
途中をまじまじと見ると実にまあ・・またいろいろと思うものです

K-3

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

今のラインナップに「K-2」というモデルがあります
「不規則と規則の間」 一見バラバラに見える集合体も遠くで見るとある規則性が見て取れるよう配置したモデルです

この手法は自分にとって新鮮でもありましたが、加減が難しく、一つのベルトに全てを入れ込むことはしませんでした
単純に詰め込み過ぎになることを懸念したためです

K-3はK-2の対となる柄です 風神雷神 阿吽の狛犬のようなものでしょうか どちらが上位なわけでもありません

「不規則と規則の間」
それをこれで補完することが出来たと思っています

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

GAVIAL 1st model full black

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

いつも一つの頭で考えて結論を導き出すところが
人と組むという事は頭が二つになるという事で
それはこびりついた発想の常套手段をいとも簡単に壊してくれるような反応も起きたりします

このベルトの配列は潔いです
今思えば単純さゆえにもっと手仕事を加えたくなったのを覚えています

しかし中村達也氏の腰に通ったサンプルを見て複雑さが美しさではないことを目の当たりにします

初めて氏の自由な発想に触れた時の 初めてgavialと組んだ時を思い出します

PAVEMENT full black GAVIAL

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

ベルトの幅に制限がある以上
鋲ベルトのスタッズワークをする以上
そして納得するまで熟考をかさねる以上
そう易々とは新しいデザインというものは出てはきません

デザインは決して使い捨てではありません
一度好きになってくれれば飽きることなくずっと好きでいてくれるようデザインを起こしているつもりなのでなおさらです

過去GAVIALとPAVEMENTを発表しましたが埋もれて手に入らなくなる物になるよりも新しい提案を加えて再発表しようという事になりました

FULLBLACKは文字通り真っ黒ですが動きや光見る角度によって、はたまたその人の捉え方によってもざまざまに変化する「黒の余白」があります

こちらからの押しつけがましい説明や提案よりもぜひ手に取って自分なりの意味付けや発信があると嬉しいですね