この年になって今バイクで走るのが面白いです
喫茶店でコーヒーを飲むか
バイクでゆったりと走るか
その両方だとなお良いかなぁと暖かさにつられてバイクに乗って出かけてみます
製図上は紙なので想像しにくいのが「ゴールド」と「シルバー」の配分です
きっと答えはありません 正直直感で並べていきます
自身古着のネルシャツが好きなのですがチェック柄を選ぶのに「何でこれが良いのだろう」と考えないのと似ています
気に入る柄は直感でしかなく言葉で説明することは野暮なことに思えます
レザーが黒の時とナチュラルの時、また茶色の時などその時々で自分の正解も違うものです
その何通りもある組み合わせの中で、お客様と相談しながらすり合わせていく作業は実は苦ではなくむしろ楽しい工程です
EDGEはゴールドとシルバーがより際立つよう設計しています
また経年経過後、くすんだ真鍮の色もまた好きな色です
スタッズを通すには事前に「穴をあける作業」があります
スタッズを打つ機械があれば 穴開けからセットして爪を曲げて打ち込むまでワンアクションで出来ますが、うちは手作業です
穴の入り口と出口が同じになるように垂直に打ち込むのですが、革が厚い分容易ではありません
何度も何度も失敗し、計算外の歪みに悩まされた過去があります
スタッズの爪の幅によって打ち具もカスタムし、刺さりと抜けが良いようにグラインダーで削り 方眼紙をまとめた束に何度もまっすぐ打てるように練習しました
正直80点アベレージは出せますが、常に100点とはまだまだいきません
穴をあける
寸分たがわずそれをすることは長い長い道なのだと思います