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この年になって今バイクで走るのが面白いです

喫茶店でコーヒーを飲むか

バイクでゆったりと走るか

その両方だとなお良いかなぁと暖かさにつられてバイクに乗って出かけてみます

EDGE

DS67

製図上は紙なので想像しにくいのが「ゴールド」と「シルバー」の配分です
きっと答えはありません 正直直感で並べていきます

自身古着のネルシャツが好きなのですがチェック柄を選ぶのに「何でこれが良いのだろう」と考えないのと似ています
気に入る柄は直感でしかなく言葉で説明することは野暮なことに思えます

レザーが黒の時とナチュラルの時、また茶色の時などその時々で自分の正解も違うものです

その何通りもある組み合わせの中で、お客様と相談しながらすり合わせていく作業は実は苦ではなくむしろ楽しい工程です

EDGEはゴールドとシルバーがより際立つよう設計しています

また経年経過後、くすんだ真鍮の色もまた好きな色です

日常

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用事もなく

ただ目の前にある仕事をこなし

昼に何食べようかとか
コーヒーが飲みたいなとか
暖かいから夜は走ろうかなとか

音楽をかけながら過ごす日常はそれはそれで大切な時間です

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GAVIALのデリバリーももうすぐだと思います
新たな試みが受け入れていただけると嬉しいです

穴をあけること

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スタッズを通すには事前に「穴をあける作業」があります
スタッズを打つ機械があれば 穴開けからセットして爪を曲げて打ち込むまでワンアクションで出来ますが、うちは手作業です

穴の入り口と出口が同じになるように垂直に打ち込むのですが、革が厚い分容易ではありません

何度も何度も失敗し、計算外の歪みに悩まされた過去があります

スタッズの爪の幅によって打ち具もカスタムし、刺さりと抜けが良いようにグラインダーで削り 方眼紙をまとめた束に何度もまっすぐ打てるように練習しました

正直80点アベレージは出せますが、常に100点とはまだまだいきません

穴をあける
寸分たがわずそれをすることは長い長い道なのだと思います 

JOLT

DS097

スタッズの配列で難易度と言いますか、打つのに何段階か難しさがあります

基本はベルトに対して90度の進行をするもの
次に45度の進行を知るもの
最後に90度でも45度でもない不規則な進行をするものです

さらに四角い鋲は45度に配列するのが難しく少しずれると綺麗には見えません

JOLTは四角い鋲の45度進行のみで構成されています

連なる斜めの四角 jolt(揺さぶる)しながらも規則的な配列
飽きのこないデザインだと思います

引き算の仕方

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先日 四角い鋲と丸い鋲のバランスについて書かせてもらいましたが
その話の根本はこの「引き算の仕方」です

時には製図の段階
時には配列、配色の段階
いくら良いと思い作り上げたものでも「詰め込みすぎている」と感じることがあります

ここから間引き、間隔を修正してサイド配列させると自分の中ですっきりと収まります

あれもこれもと「詰め込む」ことよりも「間引く」・「省くこと」のほうが数段難しく難解ですが、ここにこそ「飽きのこない良さ」を感じてくれるのではないかと思い作業しています

それもまだまだ勉強段階 日々精進です

JET

DS649

意外と思うかもしれませんが、細いベルトという帯のキャンバスで「丸い鋲」と「四角い鋲」を同時に配列するのは簡単ではありません

人の目は規則的な配列の中で形の違うものが混ざり合うと違和感を覚えます 
しかしこの違和感が感じらない「絶妙」は確かに存在します

自分にとってその絶妙さ加減と詰め込みすぎない程よさがマッチした時 それがベルトのパターンとなります

JET はそれを体現した最初のモデルになります
人から見ればたかがこんなデザインでしょうが、苦労して生み出した「たかが何でもないデザイン」なのです

DICE

DSCdice

カタログに間に合いませんでしたがTHUGLIMINALの最初のモデルはこの「DICE」です
「1 line 」があって「2 lines 」があれば「3 lines 」もあります

「3 lines 」通称 DICE です

鋲ベルトを基礎に展開しているので、最初に作ったのはビッシリ打ち込まれているスタンダードなモデルでした
しかし革の仕立てや革の表情が何も見えなくなるスタッズ配列に違和感を覚え、「せっかくなら表情がわかるように間引こうかな」とこの DICE となりました

ひねりもなく無骨な表情ですが鋲ベルトらしさと革の経年変化を両方楽しんでいただけると思います